2002年4月19日(金) 天気 : 晴れ

漏れていた扶養家族

なんと7年間にわたって、娘の一人が税務上の扶養家族から漏れていたのがわかったのは、去年の11月のことだった。つまり、それだけ税金を多く納めすぎていたわけ。

わが家は共働きなので、以前から二人の子どもは夫婦でそれぞれ一人ずつを扶養家族にしていた。しかし僕がフリーになってしばらくは収入がとても少なかったので、二人とも女房の扶養家族に変更した。
この扶養家族は、毎年暮れの年末調整の際に提出する「扶養控除申告書」で申告するもの。
僕はその後、収入も多少ましに戻ったが、扶養家族の扱いはそのままでよいと思っていたので、ずっと扶養家族なしで申告していた。が、女房の方は数年後に元に戻して扶養家族を一人にしてしまった。
この時に何か話し合ったのかどうか、今となっては覚えていないが、とにかく一人の子どもが税務上の扶養家族としては宙に浮いてしまった。それを7年も気づかなかったのは、お互いに相手の扶養家族に入っているものと思い込んでいたからだ。

世話になっている企業組合に相談したり、少し調べたりしたところ、こうした間違いの場合は還付申告が可能だとわかった。給与所得者で確定申告をしていなければ、それは5年間さかのぼることができるという。ただし確定申告をした場合だと「更正の請求」ということになり、その期限は1年間となる。これらは国税庁のタックスアンサーにも掲載されている。

そこで12月、期限いっぱい5年前までさかのぼって還付申告をした。一部はもう返ってこないのが残念だが、所得税が変わると住民税も変わるので、やらない手はない。所得税は2か月ほどで還付され、住民税はさらに2か月ほどかかったが先日戻ってきた。

もともと納めすぎた自分のお金だが、ないと思っていたものが戻ってくると、なんだか臨時収入のように思ってしまう。もっとも、このところカツカツだった資金繰りの足しになってしまったけれど……。