2002年9月27日(金) 天気 : くもり

Mac OS X のPDF的疑問

Word X に写真をベタベタ貼ったファイルをPDF変換しようとして、そうだ、MacOS X では標準でPDFが作成できるんだ、と思い出した。
やり方は簡単で、プリントダイアログで「PDFとして保存」をクリックすればそれだけでOKだ。

操作が簡単なのは歓迎なのだが、はて、変換モードの調整はどこでやるのだろう。Acrobatだと、スクリーン、プリント、プリプレスなどのモードが用意されているが、MacOS X ではこれらの設定をするところが見つからない。
まあいいか、とやってみたら、これがものすごく重いデータになる。
たとえば、1.5MBほどのものが18MBに、9MBほどのものは123MBにもなった。十数倍だ。
おいおい、PDFにしたら軽くなるんとちゃうのけ?

フォントはすべて埋め込まれている。しかし、重くなるのがそのせいとは思えない。
写真はカラーのJPEGファイルをそのまま貼っている。印刷用データを作っているわけではなかったので、これで十分だった。平均すれば数百KBの軽いデータだ。
受けた印象としては、JPEGの圧縮効果も無視され、画像のダウンサンプリングもまったく行われていないような感じだ。

そんなわけで、どこかにPDF変換についての設定箇所がないかと思っていろいろ探すのだが、ちっとも見つからない。
「プレビュー」アプリケーションの「書き出し」でPDFを選ぶと、そこに品質を選択するオプションを見つけた。しかし、Word X のファイルをプレビューでは開けない。うーむ……。

そこで、MacOS X で作った大きなPDFファイルを、MacOS9.2.2上のAcrobat5.0で開き、それをPSファイルに書き出して再度PDFにしてみた。するとサイズは10分の1以下になった。
そうだよ、このサイズなんだよ、とは思ったんだけど、こういうやり方が適切かどうかは、はなはだ不安だ。

簡単にできるのはいいんだけど、設定が調節できないのはどうなんだろうか、と思う。