2002年11月12日(火) 天気 : 晴れ

リンゴのうた

何年か前に買って読みかけて挫折していた井上ひさしの『東京セブンローズ』をまた、寝る前に布団の中で読んでいる。
いま読んでいるのは昭和20年10月の日記だ。「リンゴのうた」が出てきた。

「リンゴのうた」というと、思い出さずにいられないことがある。
かれこれ18年ほど前になろうか。以前の職場に就職した頃だった。
ある宴席で「若いもん、歌え」と前にひっぱり出され、なぜかは忘れたんだけど「高校三年生」を歌ったんだ。
ところが、途中でどうしてもカラオケと合わなくなるんだよね。変だなあと思ったら「リンゴのうた」の節で歌っていたわけよ。
しかも、1番だけならまだしも2番も間違えたもんね。さすがにひんしゅくものだったさ。

だけどこれ、2小節くらいまでなら間違ってもちゃんと歌えるんだよね。

♪あかいリンゴに くちびるよせて……

♪あかい夕日が 校舎を染めて……

カギは「か」の音。これを低く歌ってしまったので「高校三年生」が「リンゴのうた」になっちまったという次第。
おひまなら試してちょ。

ノースモーキング24日間。