2002年11月25日(月) 天気 : 雨

「最終通告」

「最終通告」という件名のメールがとどいた。送り主は「(株)城東興信協会督促管理部」なるところ。
初めて送ってきて「最終」もなかろうと読んでいたら、よーするにお金の取り立てだった。
インターネットコンテンツの利用料で、27日を最終期限に、5万円余だか7万円余だかいまひとつ金額がハッキリしないのだがそれを支払え、と銀行口座まで指定してあった。

よく見ると、確かに僕のアドレス宛だが、顧客番号なるものがあるだけで宛名はない。まず、本当に僕宛なのか確認できない。
さらに、「債権譲渡通知書」を送ったとか「何度か連絡した」とか書いてあるが、そんなものは受け取っていないし、何ら連絡もない。
そもそも有料コンテンツなど利用していないはず。
ははあ、これはアドレスの間違いだな、と思ってその旨を返信した。

するとすぐに、そんなユーザはいないと戻ってきた。
で、メールヘッダを見ると、メーラーやメッセージIDのあたりが改ざんしてあったり、怪しげだ。
さらに、メールのドメイン名からWWWにアクセスしてみたら、朝には無関係そうに見えるページが表示されていたように思うのだが、夕方にはアクセス不能になっていた。
さらに「城東興信協会」なるところを検索してみたが、ネット上ではヒットしなかった。むろん住所も電話も記載はない。唯一実在するのは銀行だけのようだ。

知りあいの弁護士に尋ねると、古い債権を買ってこうした通知を送ってくる商売はあるという。
法律事務所と相談しているとか、入金がなければ「回収専門員」が訪問するとか書いてあるので、なかには驚いて払う人もいるのだそうだ。

しかしこちらはまったく無関係。連絡をつける方法もないので、もう無視することにした。
それにしても、これくらいの金額でこういうことをするんだ、というのがちょっとした感慨だった。

ノースモーキング37日間。

(11/26追記)
こういうのは「詐欺メール」などと呼ぶそうだ。次のような事例があると教えていただいた。
http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/news/2002/0813-3.html
こちらは、口座番号、金額以外はうちに来たのとまったく同じ文面。
http://terusann.hp.infoseek.co.jp/gokuyou4.htm