[ひとりごと(1997.12.15)]

また起こったQuarkXPressのフォントトラブル

 QuarkXPress3.3のドキュメントからフォント情報の一部がなくなるトラブルが、また起こった。いったい何が原因なのか、さっぱりわからない。しかも、前回とは別のファイルで起こったのだ。目下のところ、大いに気になる問題になっている。

 まずは症状をご覧いただこう。ドキュメントを開くと、次のようなメッセージが出る。

トラブル1

 このメッセージは、特にめずらしいものではない。他からもってきたデータで、自分のシステムにフォントがなければこれが出る。
 しかし、自分のシステム上で作ったドキュメント、当然システムにインストールされているフォントしか使っていないのにこれが出るのだから、大問題だ。
 そこでフォントリストを開くと次の通りだ。

トラブル2

 ご覧の通り、一つを除いて文字化けしてしまっているから、フォントが何かさえわからない。全部で12ものフォント情報が壊れていた。ちなみに、A4サイズ12ページに、全部で22書体を使用していた。
 仕方がないから、そのままドキュメントを開いて、「フォント使用状況」を見ると、同じように文字化けしたリストがズラリと並ぶ。さしあたりは、検索しながら使っていたフォントに置換するという作業で復旧はできる。しかし問題は、なぜこうなったかだ。

 今回の場合、情報がなくなっていたフォントはビブロス外字が多かったが、そればかりでもなかった。なくなり方に法則性が見つけられない。
 前回も今回も、通常通りドキュメントを保存し、MOにコピーした。何も問題はなかった(と思うのだが……)。そのまま取引先にMOを渡した。電話がかかってきて、フォント情報がないという。そこでHDD上のファイルを開いてみると、上記のようなことになっていたというわけだ。

 今回の場合で、前後の作業を思い出してみると次の通りだ。
 作業の最後に「出力ファイルの収集」をした。新規フォルダを作ってそこに収集したから、Quarkのファイルもそこに新しくコピーされた。それをフォルダごとMOにコピーした。
 その後、訂正モレを発見したので、収集したフォルダの中のQuarkファイルを開き、訂正した。この時点では正常に開いた。それを保存し、MOに上書きコピーした。それがトラブルを起こしたファイルとなったわけだ。
 幸い今回は、収集前のファイルを残しておいた。これは無事だったので、訂正モレを直し、再送付することができて、まずは事なきを得たが、クライアントはずいぶんおかんむりだったらしい。

 さて、なぜか。
 MOの問題でないことはハッキリしている。この時同じMOには、同じように編集したファイル一式が別の二つのフォルダに入っていた。こちらは両方とも何の問題も起こっていない。
 コピー時の問題だろうか。しかし、コピー時にコピー元のファイルにまで影響が及ぶのだろうか。
 保存時の問題だろうか。全部保存される前にファイルを閉じたりしたのだろうか。しかし仮にそういう操作をしても、保存が終了してから閉じられるハズだと思うのだが。
 プレファレンスの問題だろうか。実は前回の症状が起こる前、作業の都合上、異なるプレファレンスと入れ替えながら作業をしていた。しかしこれが問題なら、いつも同じ症状が起こるのではないか。同じ状況でQuarkを使った仕事はいくつもしていて、特に問題はなかった。
 フォントの問題か。この間、いくつかの新たなフォントをインストールしている。何かが何かとぶつかっているのか。これにしても、他のファイルでも同じことが起こるハズだと思うのだが。
 特定のファイルの問題なのか。しかし、前回と同じファイルではないのだ。
 フォントの使いすぎか。しかしこれも、いつも同じことが起こらなければならない。今回は3校目だったのだ。

 うーん、いろいろ考えても決定的な原因と思われるものがわからない。みなさんは、こんな経験ありませんか。このような状況から何か原因が考えられますか? ぜひ原因と解決策を知りたい!  ちなみに、OS8にラムチャージャー8、ATOK11が入っている。

(記/1997.12.15)


[<<前回へ] [次へ>>]

[TOPページにもどる] [言いたい放題INDEXにもどる]

Created by Fumio Oguni
Copyright (c) えでぃっとはうすOGN 1996-1997

Email:fwbc3841@mb.infoweb.ne.jp