[ひとりごと(1998.6.15)]

長い夜

 いや〜、ワールドカップサッカー、日本対アルゼンチンはなかなか興奮した。それほどサッカーファンでない僕も、ついテレビを見ながら仕事をし、とりわけロスタイムを含めた最後の15分間は、さすがに手をとめてテレビに集中してしまった。とても惜しいシュートが何度もあったし、そのたびに「惜しい〜!」とテレビの前で叫ぶのは、けっこう久しぶりのことだった。1対0で負けたとはいえ、優勝候補のアルゼンチンを相手にいいゲームをしたのではなかろうかと、素人ながら感じたものだ。

 ということとは関係なく、最近眠れない夜を過ごすことが多くなった。残念ながら、仕事が忙しいからではない。寝ようとして布団に入って、しかし眠れないわけだ。1〜2時間も眠れないと、これはかなり苦痛だ。
 そんな時は、たとえば本を読む。ところが、これが面白くてつい読み進んでしまい、気がついたら朝だったということもしばしばだ。どうやら、明るくなってこないと寝られないという感じになりつつある。実にまずいのだ。

 冷静に見るところ、どうも僕は世間一般に比べて6時間ほど生活時間がずれているようだ。だいたい、午前2時に寝たら「今日は早いなあ」というところだし、4時、5時に寝るということは日常茶飯事になってしまった。理由は、夜の方が仕事がはかどるのでつい夜なべをしてしまうということと、加えてネットサーフィンのおかげだ。
 こうなると、朝が遅くなるのは理の当然だ。幸か不幸かフリーなので、「出勤」しなくてもよいのと、早朝からの仕事があまりないので助かっている。それでも朝から電話が入る。ときどき、どこの誰からどんな電話があったのか覚えていないことがあるから始末が悪い。

 そんなわけで、僕の最も恐れるのは朝の仕事だ。朝は起きられないと自覚があるから、朝の仕事が入ると早く寝ようとする。しかし、日頃遅く寝ているのだから、急に早く寝られるわけがない。だから布団に入っても寝られない。
 実は先日、朝から取り引き先に出張して作業することになっていた。その日僕は、割り切って早く仕事を切り上げた。そして、どうせすぐには寝られないのだからと、ビールを買ってきてしこたま飲んだわけだ。おかげで、布団に入ってすぐに眠れた。しかし、今度は飲み過ぎて朝起きられなかった。まったく「アホかいな」というしかない。

 どうも悪循環の輪の中に入ってしまったようで、困ったものだ。僕にとっては目下のところ、2日後に入っている午前9時半からの取材予定が、一番の頭痛の種だ。トホホ……。

(記/1998.6.15、少し酩酊しつつ……)


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