[えでぃっとはうすのときど記]

キッチン水漏れ騒動

 2階のキッチンの床が水浸しになったのは、昨日の昼のことだった。どうやら流し台の排水が原因らしい。
 流し台下の排水ホースをのぞき込むと、一見したところでは破れたり裂けたりした様子はなかったが、明らかに詰まっているようだ。ゆすっていたら、排水がブワッと床に流れ出た。その時、ホースに穴があいていたように見えたので、とりあえず近くのホビーショップで交換ホースを買ってきた。

 ホースを交換した。が、様子が変わらない。水を流してみると流れない。と思っていたら、床の排水パイプから水が逆流してきて、またまたブワッと床に流れ出た。ホースの穴ではなくて、ホースと排水パイプの隙間から吹き出していたのだ。
 パイプ洗い用のブラシをつっこんでみたら、すぐそこで水音がする。なんてこった、排水パイプが詰まっているのだ。

 考えてみればもう築20年ほどの家だし、ここに引っ越して8年ほどになるが、その間に排水パイプの掃除などしていない。たまった汚れで詰まったとしても、ちっとも不思議ではない。
 裏に出て2階を見上げると、排水パイプが見える。が、道具もないし、ちょっと手が出ない。
 そこで、同じ企業組合の知り合いで、先日もトイレの「ストレーナ」を教えていただいた住宅設備関係のおじさんにヘルプの電話を入れた。すると夕方、さっそく見に来てくださった。

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「あ、ちゃんと掃除口がありますね」
 おじさんは状況を見るとすぐに裏に回り、排水パイプを見てそう言うと、脚立をたてて登り、さっさと掃除を始めた。
「けっこう重症ですよ。でもここ、ちゃんとケアできるようになってますよ」
 そう言いながら詰まったものを取り出し水で流す。下に散らばった汚物が積年の汚れを物語っていたが、アッという間にパイプはきれいになった。
「こうすればフタが開きますから、何年かに1回くらい掃除するといいですよ」
 手が出ないと思っていたそれは、さしたる道具もいらず簡単だった。必要なのは脚立くらいか。

 まあそれにしても、おかげで半日足らずで騒動は解決して、家族一同ホッとして夕食にありつけた。おじさん、ありがとう。

(記:2003/11/23)



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