[えでぃっとはうすのときど記]

ノンステップバス

 その打ち合わせ先に出向くのに、普段なら間違いなく車で行くのだが、今日はその後にひとつ一杯飲みの約束があったので、電車で出かけた。JRと地下鉄を乗り継ぎ、最後は市バスだ。

 バス停で急行バスをひとつやりすごし、次にやってきたのが目当ての目的地に留まるバスだ。見ると低床の、いわゆるノンステップバスだった。目の前にバスが止まり、ドアが開いて驚いた。なんと、乗車口の床が下がるのだ。ボディごと、歩道側に傾いている。普段から市バスを利用している人なら当たり前のことなのだろうが、僕は初体験だったので、心の底から「うっひゃー!」だった。

 乗ってからも興味津々だ。いやほんま、床が低い。よく見ると、車内のタイヤハウスの出っ張りが大きい。どう考えても、左右の車輪にわたる車軸はないように思える。ということは、動力はどうやって伝えているのだろうと思うと、下に潜って見てみたい衝動に駆られた。

 市バスのサイトにアクセスしてみた。ノンステップバスの解説はあったが、斜体が傾くことについては、ごくあっさりとした説明があるだけだった。こんなに驚いたのだから写真なども添えたもっと劇的な解説があればいいのに、と思わずにはいられなかった。

(記:2005/08/17)



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