[えでぃっとはうすのときど記]

豊岡事務所のエアコン

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 毎日使うわけではないのだからと、豊岡の事務所はエアコンなしで過ごしていた。真夏の8月、室内の温度計が38度前後にまで上がった猛暑の時も、窓を開け放ち、扇風機をガンガン回し、首に濡れタオルを巻いてしのいでいた。
 9月になって、暑さもましになるかと思っていたら、ちっとも涼しくならない。それどころか、豊岡では記録上最も遅い猛暑日だったらしい20日、僕もさすがにまいってしまって、もしかしたら熱中症ではないかと思えるほど気分が悪くなった。もうあかん、限界……。

 というわけで、すぐ近くの量販店にエアコンを買いに行った。事務所は賃貸だが、冷暖房は入居者で設置可。実は8月頃にも物色していたが、シーズンも終わり頃とあって、その時より少し安くなっていたように思えた。
 その中でも一番安いタイプに目をつけると、「これなら明日工事できますよ」と店員さんが言う。では、と即決。

 翌日昼前、さっそく工事の人がやってきた。
「こんな通し方、しなったですか?」
 実はエアコンの配管穴キャップの中心に光ケーブルが通っていた。キャップは割るしかない。しかしパキンと割れるものでもなく、カッターで切るなど一番の苦労だったようだ。1時間ほどで工事は完了した。

 10月に入って急に涼しくなったが、西向きなので日中はけっこう室内温度が上がる。でもおかげで快適だ。振り返ると、38度前後をよく辛抱したものだと、なんだかしみじみと思えた。

(記:2007/10/07)



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