[えでぃっとはうすのときど記]

ウイスキーはなめるのが旨い

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 グラスの底に残り少なくなったGlenfiddichを、なごり惜しむようにチビチビとやっていた。液体はほとんどなくてもはや残り香といった感じの時、ふと気がついた。なんだかキャラメルのようないい香り。自然となめたくなった。実際にもなめるくらいしか残っていない。なめるようにして飲んだ。これが旨かった。

 最初はこれが「舌の上で転がす」という飲み方に近いのかなと思っていたが、ネット検索すると「モルトウイスキーを楽しむ場合、『ストレートで舐めるようにして飲むのが最も良い』と言われています」というページがいくつかあった。
 へぇ〜、そうなんだと思いながら、そこに自分でたどり着いたことに、ちょっとうれしくなった。

 写真は出かけたついでに買ってきたThe Macallan 12年(スコッチ/ハイランド/シェリーオーク)。これは先日、いつもとは違うバーテンダーさんに教えてもらったもの。
 店には世界のワインやビール、地酒がたくさん並んでいたが、ウイスキーコーナーはひときは小さかった。そのせいか、なんとか手が出るかと思っていた350mlハーフボトルもなかったが、50mlのミニボルトがあったのでそれを買ってきた。

 もしかしたら、よかったのかもしれないと思う。この前のThe Glenlivetのミニボトルは2日で空いてしまったが、なめるようにして飲めば、もう少し長持ちするのではないかと期待している。

(記:2012/11/14)



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