Malt Log

味わったモルトウイスキーの備忘録│小国文男

LOCH LOMOND 12

  • ハイランド
    2019年10月15日

    LOCH LOMOND 12

    LOCH LOMOND 12(ロッホローモンド/ハイランド/12年)
    ノンピートとミディアムピートの原酒を3種類の樽でそれぞれ12年熟成してバッティングしたものだという。たぶんシェリーのリフィル樽と、リフィル樽の内面を再度焼いたリチャー樽、そしてバーボン樽。樽の内側を焦がすのを「チャー」といい、かなり派手に燃やすらしい。それでバニリンと呼ばれる香味成分が生成されるそうだ。確かに、少し酸味のある香りのなかに、そう強くはないけれどもバニラ香があった。口のなかではヨードチンキタイプのピートをおだやかに感じる。余韻にも残る印象。今夜のモルトは量販店で買って来た。