[ひとりごと(1998.1.11)]

ワインにハマりそう

ブルゴーニュ

 取材でお近づきになったワインだが、次第にその世界にハマッていきそうだ。
 先日、僕が所属する企業組合の新年会があったので、二次会で若手のメンバー4人と取材したワインバーを訪ねた。二次会でワインというのはこれまでにない試みだ。しかも、若手といっても40歳前後の男ばかりで色気もない。しかし、皆それなりに喜んでくれたのでひとまずホッとしたところ。

 僕は初めて知ったのだか、飲んだワインのラベルを上のようにシートにくれるサービスがある。これってなかなかいいなあ、と思った次第。もっともこれ、ラベルを見れば好きな人ならすぐわかるだろうが、ブルゴーニュの赤、1995年ものということしか僕にはわからない。ついでに、抜いたコルクもくれるのだが、不覚にも忘れてきてしまった。

 ワインというと高級、難しいといったイメージがあるが、行ってみるとけっこうリーズナブルに楽しめることを取材を通して教えていただいた。
 たとえば、皆で訪ねたのはワインとチーズをメインにしている店だが、チーズは1人あたり900円だ。主としてフランスチーズだが、「激臭チーズもありますよ」というくらい品揃えも豊富。メンバーの中に偶然チーズ好きがいて、とても喜んでくれた。
 飲んだこのブルゴーニュはフルボトルで5,400円だったが、5人で割れば1,000円強。よーするに、1人あたり2,000円程度でおいしいワインとチーズが楽しめる。カラオケでうるさいスナックなんぞへ行くよりよっぽど安くて豊かだ。

 ところが皆、気に入ったものだから1本目のワインがなくなったら、今度は白ワインを飲もうと言う。で、また5,000円くらいのワインをソムリエに選んでもらった。これまた皆、飲んで気に入ってしまった。それでも1人3,000円程度なのだ。

 ワインを選ぶには「5,000円くらいの赤で、ちょっと辛目」など、とにかく予算と好みを言えばよいという。ワインリストはだいたいフランス語だし見てもちんぷんかんぷん。しかし「値段確認の小道具ですよ」とソムリエが言うのだから、注目すべきは値段だけでいいようだ。最初にホストに注がれるテイスティングにもようやく慣れた。その他、わからないことはソムリエなりスタッフなりに聞けばいいのだ。どこでもていねいに教えてくれる。
 どうやらワインは、世界が広いだけにのめり込んだら底なしになるようだ。

(記/1998.1.11)


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