京都は伏見だけでも20を超える酒蔵がある酒どころ。そんな京都府内の地酒を飲みながら、リアルタイムで綴るお酒の話。
おおむね月1更新。飲み手・書き手=小国文男
こまれで約2年をかけて、伏見のほぼすべての酒蔵をめぐってきた。
実は宝酒造だけ書けていないが、ここは「松竹梅」であり「純」であり「カンチューハイ」などでよく知られた大手。これまでの人生のどこかで必ずや飲んでいたはずだ。書きながら自然と純米吟醸がメインになってきているこのシリーズだが、Webサイトを見ても、気になるそれらはおおむね灘の蔵で醸されているらしい。
そんなわけで、ここについては機会があればふれることにして、次はさらに気になる伏見のお酒や京都府内のお酒へと話を広げていこうと思う。
9月の初めに油長さんから届いたメールマガジンに、「ひやおろし」の紹介があった。
なんでも通常日本酒は、醸造後に加熱殺菌されて夏を越し、出荷前にもう一度加熱されてから市場に出るのだという。これは品質を安定させるためだそうだ。